矢野コーチ 正捕手育てる!金本タイガースの“心臓部”を担当
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阪神・矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(47)の就任会見が27日、西宮市の甲子園球場内の球団事務所で行われた。現役を引退した10年以来のタテジマのユニホームとなる同コーチは、同年齢の金本知憲監督(47)へ積極的に意見・考えを言う考えを明かし、来季の正捕手争いについては「横一線」を強調した上でチームから信頼される捕手を育てることを誓った。背番号は88に決まった。
金本タイガースの心臓部を任されることになった。2010年の現役引退から、来季6年目でユニホームを着る新任コーチに2つの肩書きが付いた。『矢野作戦兼バッテリーコーチ』。外野手で4番打者だった金本監督からは、主に投手交代などの作戦面でも期待されている。
「そこら辺は監督と話をしていく部分だが、(試合中のベンチで)助言などできたらいいかなと思う。監督は、バッテリーのことはあまりわからないということだったので、そこが一番サポートするところだと思っている」
1968年生まれの同い歳で、東北福祉大からのチームメート。プロでは努力でレギュラーを奪った過程も似ている。03年、05年のリーグ優勝ではともに中心選手として引っ張った。金本監督からもっとも信頼され、金本監督のめざす野球をもっとも理解する一人だ。
「監督からは“オレに意見を言ってほしい”“そういう立場でやってほしい”と言われている。野球観は同じ。同じところで必死にやってきて、同じところで悔しがってきた。ボクも遠慮なく言える」
専門のバッテリー部門では、配球面など矢野イズムを徹底的に叩き込む。リードに正解はないが、根拠のない配球は否定する。「なぜ…という自分の中の答えは必要。こうだからこうと説明できない捕手は良くない」。その意識付けをするために、1試合の中の1球目からゲームセットまでの全投球の意味を聞くことも出てくる。30歳でレギュラーを獲った矢野コーチ自身が、そうやって頭脳を鍛えていった。
城島が故障離脱した11年途中から正捕手を固定できていない。さらに今季2番目に多い50試合にスタメンマスクをかぶった藤井が引退。9つのうち、もっとも白色に近いポジションだ。来季は21年目の鶴岡と3年目の梅野、そしてドラフト2位ルーキーの坂本(明大)らに現時点ではアドバンテージがある。もしくは清水や小宮山らの追い上げがあるのか…。
「なるべく横一線で見ていきたい。今の時点で一人に決めようとは思っていない。投手との相性とかも考えて(併用もある)。レギュラーは奪い取るもの。こっちが使いたくなるものを見せてほしい。投手から、チームから信頼される捕手を育てていきたい」
金本監督にも負けない熱さが、矢野コーチにもあった。(畑野 理之)
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